table.remove()が正しく動作しない

[Kenji Idematsu]

花AI塚 ver 1.2~1.3でtable.remove()を呼んでもテーブルの要素が削除されないケースがある。

最初にmain関数が呼ばれた以降、table.remove()で要素が削除されない。

再現コード

local fp = io.open("output.txt","w")
function main()
  local arr = {1,2,3}
  local ret = table.remove(arr,1)
  fp:write(tostring(#arr)..","..tostring(ret))
end

このコードではoutput.txtに 2,1 と出力されるべきだが 3,nil と表示されてしまう。

[Kenji Idematsu]

バグの具体的な原因は定かではないが、LuaJIT関連と思われる。

sandboxのレベルでtable.removeを自前実装に置き換えれば正しく動作することを確認した。

[Kenji Idematsu]

バグの発生条件について

table.remove(tbl)のように1引数で呼んだ場合(末尾が削除される)はバグらない。 table.remove(tbl, 1)のように第2引数を指定した場合にバグる。指定位置が末尾かどうかは関係ない。

table.insertについて

table.insertでもバグるorz

table.insert(tbl, 1)のように2引数で呼んだときはバグらない。 table.insert(tbl, 1, 2)のように3引数で呼んだときはバグる。

この調子だと他のtable系関数も怪しいのではないか。

[Kenji Idematsu]

selectもバグる。

バグが発生するメソッドはいずれもlj_ffrecord.cで定義され、かつrecff_nyiuが呼ばれる。関連があるのか?

[Kenji Idematsu]

table.removeとtable.insertについてはrecff_nyiuが呼ばれるケースでバグっているので怪しい。

[Kenji Idematsu]

対処方法は2種類

• sandboxのレベルでtable.remove,table.insert,selectの実装を差し替える
• LuaJITから本家Luaに戻す

LuaJITのまま根本原因を突き止めるのはしんどそう。

[Kenji Idematsu]

前者の方法で対応。 d2741da

[Kenji Idematsu]

花AI塚ver1.4で修正