追加案:サウンドフォントの設定画面でDefault.sf2も選択項目に表示する
先日CardWirthPyに初めて触れ、その多機能さや拡張性の高さに驚きを覚えた一方で、プレイしていて違和感を覚えた部分がありました。 それは音楽(サウンドフォント)です。
あるシナリオをプレイした際、CardWirth ver1.50では特に気にならなかったmidiが、Pyではどことなくコミカルな音色になっていて、シリアスな雰囲気が損なわれていたのです。 言うまでもなく、これはPy標準のサウンドフォントがTimGM6mb.sf2であることに起因しています。
現在活動中のシナリオ作者様の多くはver1.50環境でシナリオを製作しているため、必然的にシナリオ内で使用するmidiは、ver1.50本体付属のDefault.sf2環境で演奏された際に、違和感のない曲を選んでいるものと推測されます。 となると「Pyで普通にプレイした場合、作中で流れるmidiが作者様の意図していない音色になってしまう」のは果たしてどうなのだろうか、と思った次第です。
取り敢えず、サウンドフォントの設定でTimGM6mb.sf2のチェックを外せばDefault.sf2が使用されるようですが、それだと少々わかり辛く感じます。 そこで提案なのですが、『サウンドフォントの設定画面でTimGM6mb.sf2だけでなく、Default.sf2も選択項目に表示する』というのはいかがでしょうか。 その際、サウンドフォントのファイル名を「Default(ver1.50標準).sf2」などとしておけば、よりユーザーフレンドリーかと思われます。
ご検討頂ければ幸いです。
Comments (9)
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repo owner -
ふと気になって調べてみましたが、1.50のdefault.sf2は
005.6mg aspirin stereo v1.2 bank.sf2
のリネームのようですね。 (ツイッター上でそれとTimGM6mb.sf2
のどちらがいいかアンケートを取った結果、前者に決定したという経緯らしい)Lyna氏はPublicDomainと認識されていたようですが、配布先として案内されていたサイト(sf2midi.com)は現在消滅済みで、他にPDないしCC0と確定できる情報は見つけられませんでした。追記:サイト上には
Copyright: Public Domain
とありました。他のページと見比べてみましたが、一律でPDと書いているとかではないようです。 -
repo owner PDSなら流用する事に問題は無さそうですね。
差し替えを考えてもいいかもしれません。他の方の意見をお聞きしたいです。
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repo owner MD5ハッシュ値が一致するので、
Default.sf2
は確実にこれであると言えそうです。 -
SMF(スタンダードMIDIファイル)は音源によって音が変わるが利点でもあり欠点でもあります。
pyはカスタマイズが色々可能なので、1.50の音が良いのであれば、Default.sf2をpyに移せば良いだけなので、付属のサウンドフォントを変更する必要性をあまり感じません。
表示のスピード等もそうですが、カードワースを始めて2年ほどの1.50以前のエンジンを知らない私には、以前エンジンに近づける事より、古いシナリオ等が快適にプレイ出来る方が重要です。
サウンドフォントは好みも人それぞれでしょうし、変更したい方は自分で変更すると思います。
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repo owner PDSで配布されたまま内容に変更の無いファイルであり、転載にライセンス上の問題はありませんので、CW 1.50に同梱されているものに情報テキストをつけてDownloadsにアップロードしておきました。
今後どうするか、いくつかの選択肢が考えられます。
- 両方とも同梱し、
TimGM6mb.sf2
をデフォルトにする。 - 両方とも同梱し、
005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2
をデフォルトにする。 TimGM6mb.sf2
だけ同梱する(現状のまま)。005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2
だけ同梱する。
デフォルトのサウンドフォントを
005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2
にする事に関しては、私個人としては賛成です。理由は、- サウンドフォントの設定を変更する人は比較的少ないはず。ソフトウェアの設定をデフォルトのままにしている人が圧倒的に多い、というのは一般的な経験則です。
- デフォルトをCW 1.50に近づける事には、Issueを立てた方も仰っている事ですが、比較的作者の意図通りに鳴る環境が増える、という効果が期待できる。
- 新しいデフォルトに抵抗がある人は、もちろん自分で設定を変更できる。
- すでにデフォルト設定を変更している環境については、CWPyのアップデートでその設定が書き換わる事は無い作りになっているので、デフォルトの変更で影響が出る事は無い。
以上から、比較的メリットが大きいと考えます。ただしあくまで比較的であって、非常に大きなメリットがあるとは思っていません。
- 両方とも同梱し、
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シナリオ作者としては、広く普及している音源が同梱されている方が有り難いです。
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repo owner TimGM6mb.sf2
のライセンスの認識に不備がありました。詳細はissue#540をご覧ください。
005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2
への差し替えについては、最初の提案を含め賛成意見がいくつかあり、「必要性を感じない」という意見が1件という状態ですので、これは差し替えを行う・行ってもよいという事で大方合意できていると思ってよいかと思います。pull request #1943で差し替えを行いました。
TimGM6mb.sf2
ですが、そこそこ容量もありますので、今は同梱をやめて完全に差し替えた状態になっています。さしあたり、以前のデフォルトを使いたいという方のためにDownloadsのページにアップロードしておきます。 -
repo owner - changed status to resolved
005.6mg_Aspirin_Stereo_V1.2_Bank.sf2
への差し替えという形で決着しているので、解決にします。 - Log in to comment
ご意見ありがとうございます。
まず、話の前提としてですが、CWPyのパッケージにはCW 1.50の
Default.sf2
は含まれていません。Default.sf2
の出典とライセンスが不明だからです。Default.sf2
がPublic Domainのファイルであるとか、フリーでしかもライセンス記載不要で使えるファイルである、といった情報があれば著作権上の問題無しに使用する事ができますが、残念ながらそうではありません。例えばそれがCW 1.50に添付する事を作者に特別に許可されたファイルだったりしたら、CWPyのパッケージに含める事は不正となります。CWPyで全てのサウンドフォントのチェックを外した時に何が起こるのかというと、音声再生方式が内部的に変更され、Windows付属のマルチメディア機能でMIDI等を演奏する状態になります。
Default.sf2
が存在しないにもかかわらずDefault.sf2
が使用されているように思えるとしたら、それはおそらくDefault.sf2
がWindowsの標準音源に似せて作られているためです。Windowsの機能ではOgg Vorbisのファイルが鳴らせなかったり、音量の調節がうまく行かなかったりするので、この状態はあまり推奨できません(以前はMIDI再生のループ時点で強制終了する事があるという大きな問題もありましたが、それはライブラリのバージョンアップで改善されているかもしれません)。
以上の事から、ご要望に対応する事はかなり難しいです。あしからずご了承いただければ幸いです。