変更案: MIDI対それ以外の音量調節を柔軟にする
提案の元となった話はissue #583にあります。
CWPyでは、MIDIの音量を、その他の音量に対して0~100%の間で調節する事ができるようになっています。
この機能を使うとMIDIの音量が大きすぎる時に下げる事ができますが、実際にはMIDIの方が音量が小さすぎるという事も多いため、逆方向への調節機能が必要です。
実現には2つの方法が考えられます。
- MIDIの音量をそれ以外の音量に関連させず、独立な設定とする。そうすればMIDIが100%で他が80%というように調節する事が簡単に行えます。
- 現在の音量設定の「MIDIの音量はそれ以外の音量に対するパーセンテージ」というのはユーザからは分かりにくいものですが、それを改善する事もできます。
- MIDIは効果音にも使えるので、MIDIミュージック用とMIDI効果音用の2つの設定を用意する必要があります。
- 設定ファイルの仕様は変更し、データバージョンを上げる必要があります。
- MIDIの音量を100%超で設定できるようにする。150%にすると、他の音声の1.5倍の音量となります。
- 実際には最大音量が制限されているので、設定通りの音量で鳴らない、全体音量を変えるとバランスが崩れる、といったトラブルが起きる可能性があります。
- 現在のデータ構造でカバーできるため、設定ファイルの仕様を変更する必要はありません。
私としては、設定項目が増えてしまいますが、1.の方が遥かに筋がよいと考えています。
Comments (6)
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ミュージックの音量がMIDIに影響しないようにすれば問題無いと思います。
それだけで、MIDI楽曲とオーディオ楽曲のバランスはとれます。
効果音は曲と違って、音源そのものが作品であり、オーディオである必要があります。
環境で音が変わってしまうMIDIは効果音に全く向きませんし、普通は使いません。
MIDIの効果音については考えなくても良いのではないでしょうか。
MIDIのBGM、オーディオ(MP3、OGG、WAV)のBGM、効果音の3つを調整出来れば良いと思います。
100%を超えるのはあまりよくありません。大きいと思う方を下げればよいのです。
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reporter 環境で音が変わってしまうMIDIは効果音に全く向きませんし、普通は使いません。
MIDIの効果音については考えなくても良いのではないでしょうか。
その通りなのですが、実際に使おうと思えば使用可能である事が問題です。
とはいえエディタ上では選択できないようになっていたはずですし、実際に使われている例も見たことがありません。UI上で設定可能とせず、内部設定を持つだけでいいかもしれません。
そうすれば、設定項目が増える事もありません。
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reporter pull request #2146
遅くなりましたが、1.案を実装しました。
Settings.xml
のデータバージョンは4
になります。古いデータが更新される際、既存のMIDIミュージック音量とその他ミュージック音量をかけ合わせた従来の値が新しいMIDIミュージック音量値に設定されます。 -
reporter - changed status to resolved
上記の通り解決とします。
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おつかれさまです!
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2のほうが分かりやすそうですが、音が設定通りに鳴らないのは良くないと思います。
MIDIの音量を100%以上に上げて音割れが起きないのかも気になりました。
全体音量を変えるショートカットが非常に便利で多用しています。それでバランスが崩れるのは避けたほうがいいかもしれません。
なので1で設定項目が増えても、MIDI以外の楽曲が使用できる都合上やむを得ないように思います。