WSN追加案: 特殊技能・アイテム・召喚獣カードにID名をつける
Issue #598
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CardWirthでは、特定の効果型カードを指定するという事は、任意の「名前」と「解説」に完全に一致するカードを指定する、という事と同義です。
この方法はかなりよく機能していますが、以下のような欠点がある事も知られています。
- 同名・同解説のカードがあった時にややこしい事になる。
- たとえばCW 1.28では、名前と解説が同じカードをデータ上1まとめにする機能が入ったせいで、異なるカードが最後に手に入れた1種にまとめられてしまうという事故が起きるようになりました。
- 解説の末尾にスペースを入れるなどのバッドノウハウが必要になる事が頻繁にあります。
- 名前や解説の変更・修正が阻害される。
- 「交易都市リューン」の「居合い斬り」の解説には誤字が存在する事が知られています。しかし「居合い斬り」の所持分岐を行っているシナリオがいくつもあるため、修正する事は事実上不可能です。
- 名前と解説が「シナリオ内にあるこのカードと同名・同解説」という形で指定されるため、シナリオ外に持ち出されたカードでは全然機能しません。
名前や解説から独立した、プレイヤーには見えないID的な文字列をカードに持たせれば、これらの課題を解決する事ができます。つまり、そのID名を使ってカードを指定できれば、誤指定は減らせますし、名前や解説の変更も自由に行えます。
ID名は以下の要件を満たす必要があります。
- できるだけユニークになるように工夫する必要があります。
- 1.を満たすためと、シナリオ作者に手間をかけさせないために、自動生成されるべきです。
- たとえば「シナリオ名(作者名)+充分に長いランダムな文字列」のような。
- 任意での変更もできた方がよいでしょう。
- これまで名前と解説でカードを指定してきた全ての場面でID名も使える必要があります。
この課題は、以下の件、「選択カード」という新しい概念を作る事とも関係してくると思います。
#446WSN追加案: キーコード所持判定分岐で選択カードを変更する