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CardWirthPy Reboot / Convert

CardWirthからの移行方法

冒険者の宿の変換が必要です。起動してから「スタート」カードを選ぶと宿の選択ダイアログが出ますが、そこで「変換」ボタンを押してCardWirthのYadoフォルダ内にある冒険者の宿のフォルダを選択するか、宿のフォルダをダイアログにドラッグ&ドロップしてください。宿は自動的に変換され、CardWirthPyで使用できる状態になります。

また、Scenarioフォルダ内にはショートカットを置く事ができるので、まずはCardWirthのScenarioフォルダへのショートカットを作るといいでしょう。

バリアントからの移行方法

バリアントのエンジンの実行ファイル(例えばModernWirth.exe)をCardWirthPyのウィンドウにドロップすると、そのバリアントのデータからスキンを自動生成するダイアログが出ます。

そのまま「決定」ボタンを押せば、必要なデータが自動的に抽出され、そのバリアントをそのまま移植したスキンが生成されます。スキンは右下の歯車ボタンで開く設定ダイアログから切り替える事ができます。

スキンの生成と同時にそのバリアントのシナリオのフォルダへのショートカットがCardWirthPyのScenarioフォルダに自動的に生成されますが、宿のデータは変換されません。必要な宿を個別に変換してください。


CardWirth 1.30以前のシナリオとの互換動作について

適宜シナリオの対応エンジンの情報を与えることで、CardWirthPyに過去のCardWirthエンジン相当の動作を行わせる事ができます。

例えば、CardWirth 1.20から1.28への移行の時、メニューカードの位置がプレイヤーカードの上に表示されていたのに、1.28ではその位置関係が逆になり、1.20環境で作られた一部シナリオのメニューカードがプレイヤーカードの背後に隠れて見えなくなるといった事が起きました。CardWirthPyは、普段は1.28エンジンのようにプレイヤーカードを上に描画しますが、「このシナリオのこのエリアは1.20のようにメニューカードを上に表示するべき」であると判断すると、自動的にそのような描画に切り替えます。これを互換モードと呼びます。

互換モードに切り替える判断材料には次のようなものがあります。

互換性データベース

いくつかのシナリオについては、エンジン本体に同梱された互換性データベースによって、自動的に互換モードに切り替わります。

全てのシナリオの互換性を調査する事は容易ではないため、互換性データベースに入っているシナリオのリストは不完全です。CardWirthエンジンのバージョンアップで動かなくなったシナリオ等について、皆様からの情報提供をお待ちしております。

そういったシナリオを見つけたら、Issueを作成してお知らせください。タイトルは【互換性DB】から始め、説明には該当するシナリオの情報(シナリオ名やどこで手に入るか等)を書き、Kindはenhancementを選択するとよいでしょう。出来る限り速やかに対応させていただきます。

入手不能なシナリオを登録させたい場合は、互換性情報の生成のしかたをご覧ください。

mode.ini

互換性データベースには情報が無いが、とりあえずすぐに互換モードで動かしたいシナリオ等が存在する場合、シナリオのフォルダにmode.iniというファイルを追加する事で、CardWirthPyに互換モードで動くよう指示を出す事ができます。

mode.iniはテキストファイルで、内容は次の2行です。

[Compatibility]
engine=1.20

ここで、2行目がengine=1.20となっているとCardWirth 1.20相当の互換モードで動きます。1.28相当のモードにしたい場合は、これをengine=1.28にしてください。

互換モードの詳しい内容

現在の互換モードがどの程度まで過去のエンジン相当の挙動をするかについての詳細はIssue #17で見る事ができます。

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