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Clone wikiCardWirthPy Reboot / ReleaseNote_5
CardWirthPy 5
CardWirthPy 5は、バージョン4.3に続くCardWirthPyの公式リリースです。
最新のシナリオ形式であるWsn.5に対応しており、インタフェースの強化も図られています。
報告・提案・コードやデータの寄贈などで開発に参加して下さった方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
バージョン4から5への変更点
- 私有カード機能をはじめとする若干の機能追加
- CardWirthへの仕様合わせを含む、およそ30件の仕様変更
- およそ60件のバグ修正
- Wsn.5への対応
新機能は多くありませんが、私有カードという、プレイ環境に大きめの影響のある機能が追加されています。以下で解説します。
私有カード機能
CardWirthのキャラクターは、特殊技能(スキル)・アイテム・召喚獣の各種カードを所持して使うことができます。
すぐに使わないカードは荷物袋へ入れられます。荷物袋にあるカードは取り出さなければ使うことができません。一見したところ、カード使用時の「荷物袋」カードを選択すれば荷物袋から直接アイテムや召喚獣を使うことができるように見えますが――
これは実は、一時的に荷物袋からカードを取り出して、使って、荷物袋へ戻すということを行っています。つまり、使いたいカードを取り出すという面倒な操作を簡略化しているだけです。
さて、CardWirthのシナリオでは、「特定のキャラクターに持たせたいが、特に使うわけではない」といったカードが手に入ることがあります。
- 冒険先で仲良くなった相手からもらった記念品
- 使うべきときに使って力を失ったアーティファクト
- 冒険者同士で結婚したときの結婚指輪
- などなど……
こうしたカードを特定のキャラクターに持たせると、カードの所有枠を圧迫して、バトル中に邪魔になったりします。かといって荷物袋へ放り込めば、本来誰が持つべきカードかわからなくなってしまいます。
私有カード機能がそうした状況を解決します。
CardWirthPy 5では、カードを移動させるときに新しい移動先としてが表示されます。
これを選択すると、カードはそのキャラクターの私有カード扱いになります。
このカードは、「実際には荷物袋にあるものの、そのキャラクターが私有している」という状態になります。
私有カードには次のような特徴があります。
- 荷物袋にある扱いなので、すぐに使用することができません。
- 使いたい場合は、いったん従来の所持枠に移動させる必要があります(カード枠に空きがあれば、そのカードを選択するだけで荷物袋カードのように自動的に移動させることができます)。
- キャラクターがパーティから離脱した場合は、荷物袋に残ります。
- パーティに戻ってきた場合は再び私有状態になります。
- キャラクターが隠蔽状態になったり消滅したりした場合は、荷物袋に戻ります。
私有カード機能はCardWirthNextのバックパック機能と似ていますが、カードが実際には荷物袋にあるため、シナリオ側で新たに考慮する事項がない(互換性を気にする必要がない)点や、オプションによってオフにすることができる点が異なります。
私有カード機能が不要な場合は、以下の設定で従来のUIに戻すことができます。オフにしたとき、すでに私有しているカードが存在した場合はすべて荷物袋に戻ります。
機能追加・変更・バグ修正の完全なリストについてはChangeLog.txtをご覧ください。
このページのスクリーンショットに表示されているカードや背景のリソースは、groupAsk様によって作成され、CardWirth愛護協会様によって配布されている「CardWirth ver1.50 Fullpack」に入っているものです(シナリオ「交易都市リューン」及びその他のリソース)。ReadMe_1st_Full.txt
内の「● 著作権/免責/転載に関して」節の内容に基づいてスクリーンショット内に使用しております。
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