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Clone wikiCWXEditor / 3.0
CWXEditor 3.0の紹介
CWXEditor 3.0は、2.0系からの大幅に機能アップを目指し、2013年の4月から2年以上に渡って開発が続けられました。
その過程で、最新のエンジンであったCardWirth 1.50やCardWirthPy Rebootへの対応も行い、2015年7月に正式版がリリースされました。
2.0から3.0への変更点
CWXEditor 2.0から3.0βにかけて176件の機能追加があり、数百件のバグ修正を行いました。
ここに全ての新機能を記す事はできないため、いくつかを選んで紹介します。
シーンビューの強化
マウスのドラッグで範囲選択をしたり、複数のカードを同時に編集するといった事ができるようになりました。その他、最も背後にあるフルサイズの背景を個別に固定できるなど、使い勝手の改善が図られています。
イベントビューの強化
イベントビューの角度が自分で選択できるようになりました。また、イベントコンテントの間にラインが引かれ、イベントの流れが視覚的に分かりやすくなっています。任意の角度を選択して、従来通りの階段状や、垂直に表示する事なども選択できるようになりました。その他、使い勝手を改善するべく様々な表示機能が追加されています。
また、イベントコンテントの配置モードに「すぐに配置する」が追加され、シナリオごとにイベントテンプレートが設定できるようになるなど、イベントの編集がさらにスムースに行えるようになりました。
プレビュー機能
イベントビューやカードの詳細表示、ファイルビューなどで、カードや画像のプレビューがポップアップ表示されるようになりました。これにより、どのカードのイベントを編集していたか分からなくなってしまうような事態が回避できます。
検索の強化
検索機能も強化され、検索ダイアログでの検索や検索結果の操作が改善された他、ほとんどあらゆるリストでCtrl+I
での絞り込み検索を行えるようになりました。
誤り検索ではJPY1やJPTXのスクリプトのエラーも検出できます。
インポートの強化
インポート機能が強化されました。エリア・バトル・パッケージがインポート可能になり、関連する画像や音声などのリソースも同時にインポートできます。インポートしたカードのシナリオ名・作者名の設定がインポート元のままになるのは2.0のままですが、インポート先に書き換えるオプションもつきました。
また、インポート対象のデータをダイアログやイベントビューで具体的に見られるようになりました。
ウィンドウの分離
マルチウィンドウがより使い勝手のよい形で復活しました。任意のタブをメインウィンドウから切り離す事ができ、ウィンドウ同士を結合させる事もできます。
また、同じエリアのイベントビューを複数開く機能も追加されたため、「あるエリアのカードAのイベントとカードBのイベントを別々のウィンドウに表示して並べて作業する」というような操作が行えるようになりました。
対象エンジンの指定
ターゲットとするCardWirthエンジンのバージョンを選択できるようにし、そのバージョンで対応していない機能を使用している箇所が誤り検索で見つけられるようになった他、イベントビューなどでも警告が表示されるようになりました。
その他
その他、editor_history.txtに全ての変更とバグ修正が記されています。
なお、スクリーンショットに表示されているシナリオのリソースは、groupAsk様によって作成され、CardWirth愛護協会様によって配布されている「CardWirth ver1.50 Fullpack」に入っているものです(シナリオ「ゴブリンの洞窟」「交易都市リューン」及びその他のリソース)。ReadMe_1st_Full.txt
内の「● 著作権/免責/転載に関して」節の内容に基づいてスクリーンショット内に使用しております。
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