Kompira Version 1.0.5 リリースノート

Ver.1.0.5の新機能
-----------------

- kompira_sendevtの標準入力読み込み::
  kompira_sendevtコマンドが、標準入力からの読み込みに対応しました。
  標準入力から受け取ったデータをそのままKompiraチャネルに送信します。
  /etc/aliasesにkompira_sendevtコマンドをパイプで渡すことにより、受信メー
  ルをKompiraに転送することが可能になります。

- mail_parse組み込みジョブ::
  電子メールのメッセージをパースするための組み込みジョブmail_parseが追
  加されました。
  Kompiraジョブフローからメールテキストを処理することが可能になります。

- 添付ファイル用のフィールド型を追加::
  添付ファイル用のフィールド型Fileを追加しました。
  Webブラウザから、あるいはジョブフローからファイルのアップロードやダウ
  ンロードが出来るようになりました。

- コンパイルバージョン番号表示::
  ジョブフローのビューの右下にコンパイルバージョン番号を表示するようにしました。
  ジョブフローがコンパイルされた時点のKompiraのバージョンを示します。


更新方法
--------

ここでは、旧バージョンから1.0.5へのバージョンアップの方法について説明します。
新規インストールの場合は、install.shを実行してください。

※ 以下の実行例において、プロンプトが $ は通常ユーザーで、# はroot権限
   での実行を意味しています。

(1) 既存データのバックアップ

以下のコマンドを実行し、Kompiraデータのバックアップをとってください。

$ /opt/kompira/bin/manage.py export_data --all / > backup.dat

(2) パッケージのインストール

新しいパッケージをインストールします。

# cd kompira-1.0.5-bin
# easy_install --script-dir=/opt/kompira/bin dist/Kompira-1.0.5-py2.6.egg

静的ファイルを更新します。

# /opt/kompira/bin/manage.py collectstatic --noinput

型定義データを更新します。

$ cd kompira-1.0.5-bin
$ /opt/kompira/bin/manage.py import_data ./exported/types.dat

(3) Apache/kompirad/kompira_jobmngrd設定の書き換え

/etc/sysconfig/httpdに以下の設定を追加します。

    HTTPD_LANG=ja_JP.UTF-8

/etc/httpd/conf.d/kompira.confに以下の設定を追加します。

    Alias /.upload/ /opt/kompira/upload/

/etc/init/kompirad.confの設定を更新します。

# cp ./config/kompirad.conf /etc/init/kompirad.conf

/etc/init/kompira_agentd.confの設定を更新します。

# cp ./config/kompira_agentd.conf /etc/init/kompira_agentd.conf

(4) アップロード用ディレクトリ作成

添付ファイルのアップロード用ディレクトリを作成し、パーミッションの設定
を行います。

# mkdir /opt/kompira/upload
# chmod 777 /opt/kompira/upload

(5) 各種プロセスの再起動

Apacheを再起動します。

# service httpd restart

kompiradを再起動します。

# restart kompirad

kompira_jobmngrdを再起動します。

# restart kompira_jobmngrd

(6) 動作確認

Kompiraにアクセスして、メニューバー左上のバージョン番号が更新されている
ことを確認します。