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Kompira リリースノート
Ver.1.6.8 (2023/04/07)
動作環境
- v3.8.0 より古いバージョンの rabbitmq-server は非対応になりました。
- rabbitmq-server が SSL (AMQPS) 接続するようになりました。ただし、アップデート時は以前の構成のまま動作するようになっています。詳細は「Kompira Enterprise アップデート時の注意点」を参照してください。
新機能
- LDAPサーバ連携機能
- Kompira へのログインユーザー管理が AD/LDAP サーバと連携してできるようになりました。
- 設定方法は下記記事を参照ください。
- アカウントロック機能
- Kompira へのログインに連続して失敗(デフォルトでは3回)すると、アカウントをロックするようになりました。
- ロックされたアカウントのロック解除は、ユーザ管理画面または管理コマンドで行なえます。詳しくはマニュアル「2.7.1.1. アカウントロックの解除」を参照してください。
- 標準ユーティリティ
- 標準ユーティリティという補助的なジョブフロー類を同梱して提供するようになりました。
- 標準ユーティリティは /system/utilities に配置されます。
- /system/utilities/README に標準ユーティリティの使い方や設定方法の説明がありますので、参考にしてください。
- v1.6.8 では以下のユーティリティを含んでいます。
- プロセスクリーナー: 古いプロセスの削除
- 標準ユーティリティという補助的なジョブフロー類を同梱して提供するようになりました。
- ジョブフローの新機能
- 遅延評価配列を示す新しいデータ型として LazyArray 型を導入しました。
- ジョブフローで各オブジェクト型での find() メソッドの返り値が LazyArray 型に変更になりました。
- ジョブフローで LazyArray.delete() メソッドを使って検索結果オブジェクトの一括削除ができるようになりました。
- 遅延評価配列を示す新しいデータ型として LazyArray 型を導入しました。
- オブジェクト編集画面の新機能
- オブジェクト編集時にパスワードフィールドで登録済みのパスワードを表示できないようにする機能が追加されました。
- システム設定 (/system/config) の「編集時のパスワード非表示」をチェックすると、パスワードフィールドに設定されているパスワードが表示できなくなります。
- この場合でも、パスワードを新規に入力しているとき、または一度クリアして入力しなおしているときは、入力欄の横にある目のアイコンをクリックして表示することができます。
- オブジェクト編集時にパスワードフィールドで登録済みのパスワードを表示できないようにする機能が追加されました。
- プロセス一覧画面の新機能
- 「この日から」「この日まで」とプロセスの実行期間を指定して絞り込めるようになりました。
- プロセス一覧画面、インシデント一覧画面、タスク一覧画面の新機能
- 絞り込み条件に該当する全てのオブジェクトを削除できるようになりました。
- フィールド修飾子
- URLフィールドで対応するスキームを指定する schemes 修飾子を追加しました。
変更
- REST API でのパスワードフィールドの読み取りには、当該オブジェクトの書き込み権限が必要になりました。
- 書き込み権限が無い場合は、null 値で置き換えられたデータが返されます。
- システム設定の「コマンド表示可否」(showCommandEnabled) のデフォルト値が false に変更になりました。
- v1.6.8 より前からのアップデート時は以前の設定値が引き継がれます。
- ユーザー設定で一般ユーザが is_acitve/groups フィールドを変更できないようになりました。
- オブジェクトのコピー時にコピー操作元ディレクトリの書き込み権限をチェックしていましたが、読み込み権限のチェックに変更しました。
- プロセス一覧画面、インシデント一覧画面、タスク一覧画面で、チェックしたオブジェクトを削除するときに確認ダイアログを表示するようになりました。
- 一覧画面で絞り込み条件に該当するデータが無い場合に「該当する○○はありません」と表示するようになりました。
- プロセス一覧などポーリングで自動更新している画面で Ajax のエラー発生時にエラーダイアログを表示をするようになりました。
- rabbitmq-server を SSL (AMQPS) 接続できるようにセットアップするようになりました。
- rabbitmq-server は外部からの非 SSL での接続がデフォルトでは出来なくなりました。
- rabbitmq-server は外部からの guest ユーザでのアクセスがデフォルトでは禁止になりました。
- kompira_jobmngrd, kompira_sendevt をデフォルトで SSL 接続するようになりました。
- 自己署名 SSL 証明書管理用のスクリプト /opt/kompira/bin/ssl_utils.sh を追加しました。
- AMQPS 接続においてオプションで SSL 証明書によるクライアントとサーバの相互検証できるようになりました。
- インストール時に --amqps-verify オプションを付けると SSL 証明書による検証が有効になります。
- ジョブマネージャが SSL 接続しているか管理領域のテーブルで確認できるようになりました。
修正
- タイムアウトが設定されたセッションブロック内部でガード条件付きイベントジョブがセッションが切断されても異常終了しない問題を修正しました。
- 一般ユーザが自身以外の子プロセスを削除できてしまう問題を修正しました。
- 書き込み禁止のディレクトリに対してオブジェクトの移動やコピーが出来てしまう問題を修正しました。
- winrs 連携でコマンドの stdout/stderr 出力が BOM 付き UTF-8 であっても適切にデコードできるように修正しました。
- オブジェクトプロパティ編集画面からのパーミッション設定時に重複エラーとなる 問題を修正しました。
- ファイルフィールドを持つフォームオブジェクトを削除できない問題を修正しました。
- ファイルと辞書のフィールドを持つ型のオブジェクトの編集時に辞書の追加・削除ボタンが消える時がある問題を修正しました。
- 特権でないユーザが find() メソッドで全ての仮想オブジェクトを検索できてしまう問題を修正しました。
- グループのjsonデータを別サーバにインポートするとグループ追加に失敗するようになる問題を修正しました。
- REST API においてディレクトリやテーブルの子オブジェクトの読み込み権限が無くてもデータ取得できてしまう問題を修正しました。
- ジョブマネージャモードでインストールすると kompira_jobmngrd の起動に失敗する問題を修正しました。
- 一般ユーザがグループオブジェクトに対するREST APIのGETリクエストで403エラーとなる問題を修正しました。
- REST API で ユーザオブジェクトを PATCH リクエストで更新するとパスワードが壊れる問題を修正しました。
- rootユーザが別ユーザの編集画面に遷移すると右上のユーザ表示がそのユーザ名に変わってしまう問題を修正しました。
- フィールド値によるソート順を指定したテーブルが削除できない問題を修正しました。
- オブジェクト新規作成時に親オブジェクトのパーミッションを引き継がない問題を修正しました。
- ディレクトリ/テーブルの新規作成時に親オブジェクトのソート順とページサイズを引き継がない問題を修正しました。
- プロセスを1000個選択して削除しようとするとエラーになる問題を修正しました。
- プロセス詳細画面から子プロセスの削除ができない問題を修正しました。
注意点
- 過去のリリースでの注意点については「Kompira Enterprise アップデート時の注意点」を参照してください。
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