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Kompira リリースノート
Ver.1.6.8.post2 (2023/07/14)
マニュアル
- 冗長構成で rabbitmq-server がマイナーバージョンアップした場合は、
rabbitmqctl enable_feature_flag all
コマンドにより rabbitmq-server の機能をすべて有効化する手順をマニュアルに追記しました。 - ジョブフローおよびフォーム画面でURLによるパラメータの指定方法をマニュアルに追記しました。
- リモートコマンド実行時のエンコーディングを指定できる
__encoding__
制御変数についてマニュアルに追記しました。 - ユーザ名およびグループ名の制約条件をマニュアルに追記しました。
追加
- install.sh にオプション
--skip-rabbitmq-update
と--rabbitmq-version
を追加しました。
変更
- 冗長構成では rabbitmq-server のローリングアップデートに対応するために、マイナーバージョンが +1 づつしか更新しないように変更しました。
install.sh --extra
でオフラインパッケージを作成するとき、rabbitmq-server の利用可能な各マイナーバージョンの最新版をパッケージに含めるようにしました。- プロセス、インシデント、タスクを削除するときにもダイアログを表示して確認するように変更しました。
- オブジェクト編集画面での時刻ピッカーはロケールによらず 24 時間制になるように変更しました。
- Wikiオブジェクト編集画面のTexttile記法のリンクを https://textile-lang.com に変更しました。
修正
- REST API で root など組み込みユーザのユーザ名を変更できてしまう問題を修正しました。
- REST API でオブジェクト一覧を取得したとき Config 型に .data が含まれない問題を修正しました。
- タスクを含むエクスポートデータのインポートに失敗する場合がある問題を修正しました。
- ライセンスオブジェクトを更新したときに不要な WARNING ログが記録されないように修正しました。
- REST API で不正な Accept ヘッダを指定すると内部エラーとなる問題を修正しました。
- アップデート時にDBバックアップ処理に失敗する場合がある問題を修正しました。
- アップデート時にライセンスチェック処理に失敗する場合がある問題を修正しました。
- アップデート後に rabbitmq-server の起動に失敗する場合がある問題を修正しました。
- ユーザを削除しようとしたときの確認ダイアログにユーザ名が表示されない問題を修正しました。
- HTML タグの lang 属性がブラウザの言語設定に合うように修正しました。
- スケジュール編集画面での日時ピッカーのロケールをブラウザの言語設定に合わせるように修正しました。
- Enum 依存フィールドで値と表示名が適切に表示されない場合がある問題を修正しました。
- コマンド出力の末尾がログに記録されない場合がある問題を修正しました。
- Amazon Linux 2 でインストールに失敗する問題を修正しました。
注意点
-
rabbitmq-server がマイナーバージョンアップした場合は、
rabbitmqctl enable_feature_flag all
コマンドにより rabbitmq-server の機能をすべて有効化するようにしてください。-
rabbitmq-server が動作中に
rabbitmqctl list_feature_flags
コマンドを実行すると、機能が有効化されているか確認することが出来ます。全ての機能がenabled
という表記になっているか確認してください。以下は v3.10 での例ですが、機能の数はバージョンによって異なります。# rabbitmqctl list_feature_flags Listing feature flags ... name state classic_mirrored_queue_version enabled implicit_default_bindings enabled maintenance_mode_status enabled quorum_queue enabled stream_queue enabled user_limits enabled virtual_host_metadata enabled
-
以前のアップデート後に機能の有効化を実施しておらず有効 (enabled) になっていない機能がある場合は、Kompira のアップデートを開始する前に
rabbitmqctl enable_feature_flag all
コマンドを実行してください。 -
install.sh が rabbitmq-server のマイナーバージョンアップを検出した場合は、インストールスクリプトの最後に以下のような表示があります。
[2023-07-04 22:06:37] INFO: -------------------------------------------------------------------------- [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: RabbitMQ is upgraded: 3.10.7 -> 3.11.19 [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: After rabbitmq-server has started, check the feature flags with the following command. [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: # rabbitmqctl list_feature_flags [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: If there are any feature flags that are not enabled, [2023-07-04 22:06:37] INFO: enable all feature flags with the following command after the upgrade is complete. [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: # rabbitmqctl enable_feature_flag all [2023-07-04 22:06:37] INFO: [2023-07-04 22:06:37] INFO: --------------------------------------------------------------------------
-
この場合、アップデート後に
rabbitmqctl enable_feature_flag all
コマンドを実行して rabbitmq-server の機能をすべて有効化するようにしてください。# rabbitmqctl enable_feature_flag all Enabling all feature flags ...
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冗長構成のアップデートで rabbitmq-server がマイナーバージョンアップした場合は、2台とも更新を終えてクラスタが正常に起動した後に、いずれかのノードで
rabbitmqctl enable_feature_flag all
コマンドを実行するようにしてください。 - 冗長構成ではこの手順を実施しておかないと、次回のマイナーアップデートで rabbitmq-server が起動できなくなる可能性がありますので、特に注意してください。
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冗長構成でのアップデートでは rabbitmq-server はマイナーバージョンが +1 づつしか更新しないようになりました。
-
現状 3.10.x がインストールされていて最新版は 3.12.x がリリースされていたとしても、3.11.x へのアップデートが実施されます。このようなアップデート後により新しいバージョンが利用可能な場合は、インストールスクリプトの最後に以下のような表示があります。
[2023-07-04 22:37:26] INFO: -------------------------------------------------------------------------- [2023-07-04 22:37:26] INFO: [2023-07-04 22:37:26] INFO: A newer rabbitmq-server is available. [2023-07-04 22:37:26] INFO: current version: 3.11.19 [2023-07-04 22:37:26] INFO: available versions: 3.8 3.9 3.10 3.11 3.12 [2023-07-04 22:37:26] INFO: [2023-07-04 22:37:26] INFO: Please consider updating to every 1 minor version. [2023-07-04 22:37:26] INFO: [2023-07-04 22:37:26] INFO: --------------------------------------------------------------------------
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このような動作のため、冗長構成で rabbitmq-server を最新版にしたい場合は、複数回アップデートを実施する必要がある場合があります。(rabbitmq-server 3.8.0 以降であれば最新版でなくとも kompira としては動作します)
- このとき冗長構成として必ず2台セットで rabbitmq-server のマイナーバージョンが +1 づつ更新するようにしてください。たとえばスタンバイ側だけ2回アップデートしてから、アクティブ側も2回アップデートするといった手順は取らないようにしてください。
- 冗長構成で rabbitmq-server がマイナーアップデートした場合は、2台とも更新を終えてクラスタが正常に起動した後に、前述の rabbitmq-server の機能を有効化する手順を実施するようにしてください。
- 冗長構成のアップデートでアップデート前の rabbitmq-server のバージョンが古すぎる(3.3.X など)場合は、rabbitmq-server のローリングアップデートができないため、両系停止アップデート手順を実施する必要があります。
- 過去のリリースでの注意点については「Kompira Enterprise アップデート時の注意点」を参照してください。
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