Snippets
VSCodeでPerl入学式
インストール
- すんなり終わるはず
念の為macos mojave版
- 公式サイトからダウンロード
- Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows
- 本テキストはバージョン
1.30.2
で作成
- 本テキストはバージョン
- Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows
- 起動直後のタブは閉じても構いません
- ブラウザと同様、タブで編集画面を切り替えることが可能です
色を変える(mac版)
エディタはスクリプトを快適に書くための道具です。
自分好みにカスタマイズできるのが「道具」の良いところです。
「弘法筆を択ばず」と言いますが、弘法太師レベルに達するまでは自分の道具を磨き、乗り換え、カスタマイズしてスクリプトを書いていきましょう。
- メニューバーの
Code
からPreferences
さらにColor Theme
を選択 Dark+(Default Dark)
に設定されていますが、これをLight+(Default Light)
に変更してみましょう
色が変わりましたでしょうか?
- このようにして、エディタの色を変えることが可能です。
- これらの色の組み合わせを「テーマ」と言います。
- デフォルトでインストールされているテーマのほか、メニュー最下部に表示されている
Install Additional Color Themes...
からダウンロードし、選択することが可能です。 - 腕に覚えがあれば、テーマを作成し自分好みに変えていくことも可能です。
Perlのシンタックスハイライト
エディタには、スクリプトに応じて関数や変数に色をつけ、わかりやすくする仕組みがあります。 これを「シンタックスハイライト」と言います。
- シンタックス(syntax):構文・文法
- ハイライト(highlight):目立たせる
まず、空の編集画面を用意します。
File
からNew File
を選択する-
以下のPerlスクリプトを書く
print 'Hello VSCode';
今の時点では、文字の色付けはされていません。
せっかく書いたので、ファイルを保存します。
File
からSave
を選択する- 名前を入力するダイアログが出るので、以下のように入力する
- 名前:
hello_vscode.pl
- 右から3番目にあるのはドットです!注意しましょう
- タグ:空欄
- 場所:デスクトップ
- 名前:
- 入力が終わったら保存する
どうでしょう?この時点で既に色がついています。
Color Theme
がLight+(Default Light)
であればprint
が茶色、hello atom
が赤になっています。
これはVSCodeが拡張子(ファイル末尾にある.pl
)を元にPerlのスクリプトとして判断し、分かりやすく色をつけた結果です。
このように、エディタの力も借りつつスクリプト作成を行なっていきます。
パッケージによる機能追加
エディタは色をつけるだけではありません
用途やスクリプト言語に合わせて様々な機能を追加することができます
ここでPerl学習に有用な3つの機能拡張を紹介します
スニペット
Perlでスクリプトを書くにあたって、先頭には必ず以下の3行を書きます。
#!/usr/bin/env perl
use strict;
use warnings;
これから多くのスクリプトを書いていくのに、都度この3行を書いていくのは面倒ですよね?
そこでスニペット機能を利用します。スニペットとは「小片」を意味する言葉で、定型の文字を登録しておく機能の名称です。
- メニューバーの
Code
からPreferences
さらにUser Snippets
を選択する - 一覧の中から
perl.json(Perl)
を選ぶ - 開いた
perl.json
の{ }
の中に以下を追記して保存する(メニューバーのFile
からSave
を選択)
"siban & strict & warnings":{
"prefix": "use",
"body": [
"#!/usr/bin/env perl",
"use strict;",
"use warnings;",
"\n"
],
"description": "お約束の3行"
}
先に作成したhello_vscode.pl
を開き、use
と打ち込むと、入力候補にお約束の3行(User Snippet)
と出てきます。
ここでenterキー、またはTABキーを押すと3行まとめて入力されます。
このように、よく入力するスニペットを登録しておくことで、スクリプト作成を少し楽にすることができます。
Perlの文法チェック
スクリプトを書いて、いざ実行!という時に;
の抜け忘れなどのエラーがあると悲しいですよね?
そこで、スクリプトを記入しながらエディタに文法チェックをしてもらいましょう。
- メニューバーの
Code
からPreferences
さらにExtensions
を選択する。 - 左側のメニュー上部の入力欄に
Perl Toolbox
と入力し、Perl Toolbox
を選択してインストールする。 - インストールが終わったら、
Reload
ボタンを押してVSCodeをリロードする。 Install
ボタンが消え、歯車のアイコン(設定)が出たらインストール終了。
インストールが終わったら、先に作成したhello_vscode.pl
を開き、以下のスクリプトを追記します。
$foo = 'hogehoge' # 末尾の ; が無い
print $foo;
書き終えたら保存します。
保存が完了した時点で波線がつき、画面左下にバツマークがつきます。
文法チェックの詳細はView
からProbrems
で確認することが可能です。
このようにして、スクリプトを作成しつつ文法的なチェックを同時に行うことが可能になります。
エラーの手戻りが減って、効率的にスクリプトを作成することができます。
Perlの実行環境
Perlのスクリプト作成手順は以下となります。
- エディタでスクリプトを書く
- ターミナルに移動して実行する
しかし、エディタに居ながらにして、スクリプトを実行できたら楽ですね。
そこでCode Runner
パッケージを導入します。
- メニューバーの
Code
からPreferences
さらにExtensions
を選択する。 - 左側のメニュー上部の入力欄に
Code Runner
と入力し、Code Runner
を選択してインストールする。 - インストールが終わったら、
Reload
ボタンを押してVSCodeをリロードする。 Install
ボタンが消え、歯車のアイコン(設定)が出たらインストール終了。
先ほど作成したhello_vscode.pl
のタブに戻ります。
F1
キーを押す- 入力欄に
Run Code
と入力し、エンターキーを押す。またはCtrl + Option + N
を押す。 - 画面下部に実行結果が表示される。
このように、ターミナルに移ることなくPerlを実行することが可能です。
この表示部はメニューバーのView
からOutput
を選ぶことで表示/非表示を変更することができます。
また、エラーがある場合には、この表示部にエラーが表示されます。
注意!
途中で標準入力<STDIN>
を行うスクリプトをscript
で実行した場合、画面下部の実行結果が出るべき場所に砂時計が表示されます。
これは標準入力<STDIN>
により入力待ちになるものの、入力画面となるターミナルが開かないため、スクリプトがそこで止まってしまうためです。
標準入力<STDIN>
を使うスクリプトについては、従来通りターミナルから実行してください。
実行してしまった場合には、以下の方法で止めることが可能です。
F1
キーを押す-
入力欄に
Run Code
と入力し、エンターキーを押す。またはCtrl + Option + M
を押す。 -
画面下部に
[Done] exited with code=null in 14.389 seconds
と表示される。
Comments (0)
You can clone a snippet to your computer for local editing. Learn more.