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sironekotoro AtomでPerl入学式

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AtomでPerl入学式

インストール

  • すんなり終わるはず

念の為macos mojave版

  • 公式サイトからダウンロード
    • Atom
      • 本テキストはバージョン1.35.1で作成
    • ダウンロードしてできたzipをダブルクリックで解凍
    • 解凍されたAtomをアプリケーションフォルダに入れる
    • アプリケーションフォルダの中のAtomをダブルクリックして起動
  • 警告メッセージ「インターネットからダウンロードされた〜」

    • 起動
  • 起動直後のタブは閉じても構いません

  • ブラウザと同様、タブで編集画面を切り替えることが可能です

色を変える(mac版)

エディタはスクリプトを快適に書くための道具です。

自分好みにカスタマイズできるのが「道具」の良いところです。

「弘法筆を択ばず」と言いますが、弘法太師レベルに達するまでは自分の道具を磨き、乗り換え、カスタマイズしてスクリプトを書いていきましょう。

  1. メニューバーのAtomからPreferences...を選択
  2. 左側メニューからThemesを選択
  3. UI ThemaOne Darkに設定されていますが、これをOne Lightに変更してみましょう
  4. Syntax Themaも同様にOne Lightに変更してみましょう

色が変わりましたでしょうか?

  • このようにして、エディタの色を変えることが可能です。
  • これらの色の組み合わせを「テーマ」と言います。
  • デフォルトでインストールされているテーマのほか、下に表示されているThemesからダウンロードし、選択することが可能です。
  • 腕に覚えがあれば、テーマを作成し自分好みに変えていくことも可能です。

Perlのシンタックスハイライト

エディタには、スクリプトに応じて関数や変数に色をつけ、わかりやすくする仕組みがあります。 これを「シンタックスハイライト」と言います。

  • シンタックス(syntax):構文・文法
  • ハイライト(highlight):目立たせる

まず、空の編集画面を用意します。

  1. FileからNew Fileを選択する
  2. 以下のPerlスクリプトを書く

    print 'Hello Atom';

今の時点では、文字の色付けはされていません。

せっかく書いたので、ファイルを保存します。

  1. FileからSaveを選択する
  2. 名前を入力するダイアログが出るので、以下のように入力する
    • 名前:hello_atom.pl
      • 右から3番目にあるのはドットです!注意しましょう
    • タグ:空欄
    • 場所:デスクトップ
  3. 入力が終わったら保存する

どうでしょう?この時点で既に色がついています。

SyntaxThemaOne Lightであればprintが青、hello atomが緑になっています。

これはAtomが拡張子(ファイル末尾にある.pl)を元にPerlのスクリプトとして判断し、分かりやすく色をつけた結果です。

このように、エディタの力も借りつつスクリプト作成を行なっていきます。

パッケージによる機能追加

エディタは色をつけるだけではありません

用途やスクリプト言語に合わせて様々な機能を追加することができます

ここでPerl学習に有用な3つの機能拡張を紹介します

スニペット

Perlでスクリプトを書くにあたって、先頭には必ず以下の3行を書きます。

#!/usr/bin/env perl
use strict;
use warnings;

これから多くのスクリプトを書いていくのに、都度この3行を書いていくのは面倒ですよね?

そこでスニペット機能を利用します。スニペットとは「小片」を意味する言葉で、定型の文字を登録しておく機能の名称です。

  1. メニューバーのAtomからSnippets...を選択する
  2. 開いたsnippets.csonの末尾に以下を追記して保存する(メニューバーのFileからSaveを選択)
'.source.perl':
  '#!/usr/bin/env perl':
    'prefix': 'use'
    'body'  : '#!/usr/bin/env perl\nuse strict;\nuse warnings;\n'

先に作成したhello_atom.plを開き、useと打ち込むと、入力候補に#!/usr/bin/env perlと出てきます。

ここでenterキー、またはTABキーを押すと3行まとめて入力されます。

このように、よく入力するスニペットを登録しておくことで、スクリプト作成を少し楽にすることができます。

Perlの文法チェック

スクリプトを書いて、いざ実行!という時に;の抜け忘れなどのエラーがあると悲しいですよね?

そこで、スクリプトを記入しながらエディタに文法チェックをしてもらいましょう。

  1. メニューバーのAtomからPreferences...を選択する
  2. 左側のメニューからInstallを選択し、以下のパッケージをインストールする
    • linter
    • linter-perl-check-syntax
    • 他のパッケージのインストールを求められた場合には、そちらもインストールする。
    • このテキスト作成時には、以下モジュールのインストールを追加で求められた。
      • linter-ui-default
      • intentions
      • busy-signal

インストールが終わったら、先に作成したhello_atom.plを開き、以下のスクリプトを追記します。

$foo = 'hogehoge'   # 末尾の ; が無い
print $foo;

printと入力した時点で赤丸や波線がついてsyntax errorと警告されます。

このようにして、スクリプトを作成しつつ文法的なチェックを同時に行うことが可能になります。

エラーの手戻りが減って、効率的にスクリプトを作成することができます。

Perlの実行環境

Perlのスクリプト作成手順は以下となります。

  1. エディタでスクリプトを書く
  2. ターミナルに移動して実行する

しかし、エディタに居ながらにして、スクリプトを実行できたら楽ですね。

そこでscriptパッケージを導入します。

  1. メニューバーのAtomからPreferences...を選択する
  2. 左側のメニューからInstallを選択する
  3. 上部の検索バーにscriptと入力する
  4. Run code in Atom! と記載のある項目(おそらく最上位に来るはずです)のInstallボタンを押す
  5. インストールが行われる
  6. Installボタンが消え、Setting, Uninstall, Disableの項目が出たらインストール終了

先ほど作成したhello_atom.plのタブに戻ります。

  • 上のメニューからPackages -> Script -> Run Scriptを選択する
  • または Ctrl + I

画面下部にHello Atomと表示されています。

このように、ターミナルに移ることなくPerlを実行することが可能です。

この表示部はクリックで表示/非表示を切り替えることが可能です。

また、エラーがある場合には、画面下部にエラーが表示されます。

注意!

途中で標準入力<STDIN>を行うスクリプトをscriptで実行した場合、画面下部の実行結果が出るべき場所に砂時計が表示されます。

これは標準入力<STDIN>により入力待ちになるものの、入力画面となるターミナルが開かないため、スクリプトがそこで止まってしまうためです。

標準入力<STDIN>を使うスクリプトについては、従来通りターミナルから実行してください。

実行してしまった場合には、以下の方法で止めることが可能です。

  • 上のメニューからPackages -> Script -> Stop Scriptを選択

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